一知半解

大学生の徒然なるままのブログ

2015面白かったものまとめ

ジャンル別にまとめてみました。

これ気になる!

これはセンスないわ―。

お前・・・ちょっ。

空って青いのってなんでか知ってる?それはね、屈折率の違いが・・・

などなど何か反応していただけると嬉しいです。僕の想いを精魂こめたのが下に(ふぁっ)

 

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漫画 

機動戦士ガンダム THE ORIGIN (1) (角川コミックス・エース)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN (1) (角川コミックス・エース)

 

言わずとしれた名作アニメを安彦良和が漫画化。

ガンダムはゲームで大まかにしか話を見ていず、アニメは画質のせいにして見ていない。SEEDとかバトルファイターズとかしか見ていないにわかファンとしては嬉しい限り。
ガンダムといえば初代!と唸らせる内容。1人の少年が戦争を通じて成長していくのだが、どのキャラも親しみを持てる。
アムロといえば「親父にもぶたれたことないのに!」が有名だが、当時は体罰が普通だったから、反響を呼んだとかなんとか?
ロボット物が好きな人はスイスイ読めるはず。原作の富野由悠季は対談本も出してたりするのでそれもおすすめ。
 

 

 

 国民的野球漫画。昔50巻ぐらいまで読んで、最近MangaOneというアプリで無料で読めるので高校編まで読んでしまった。

茂野吾郎曰く「出来るか出来ないかじゃない、男ならやるかやらないかだ」惚れてまうやろー(古) 

 

インベスターZ(1)

インベスターZ(1)

 

 

 主人公が投資部に入るのだが、話が進むにつれて戦争や企業の話やホリエモンまで出てくる。幅広く難しいジャンルを取り入れるも読みやすいのは出版社であるコルクの佐渡島庸平の手腕と言ったところだろう。HONZというサイトで紹介されていますた。

ちなみにドラゴン桜で「子供は頑張っているんです、親も頑張らないでどうするんですか?」って感じの桜木の名言は中々響く…!(あまり関係ない)
 
ブッダ全12巻漫画文庫 (潮ビジュアル文庫)

ブッダ全12巻漫画文庫 (潮ビジュアル文庫)

 

 

 言わずと知れた漫画界の巨匠手塚治虫によるものだ。

ブッダというのは仏教の始祖、釈迦のことだ。カピラヴァストウという王国の王子シッダルタが釈迦になり、死ぬまでの半生を描いている。

結構長い話だがすらすら読めるし、実在した話と創作した話が混じっているが釈迦の半生を簡単に知りたい、仏教ってなんやねんというのを知るにはうってつけだ。ブラックジャックを描いた手塚ならではの生命観が取って見える、名作。

 

アドルフに告ぐ 1 (文春文庫 て 9-1)

アドルフに告ぐ 1 (文春文庫 て 9-1)

 

 

 ユダヤ人のアドルフ・カミル、ナチス親衛隊に入ることになるアドルフ・カウフマン、アドルフ・ヒトラーの3人を軸に進んでいく。

アドルフ・ヒトラーユダヤ人の血をひいているという機密文書から、カミルとカウフマンの2人の少年の絆が壊れていく様、人間の葛藤が生々しく描かれている。

重厚なテーマだが日本人の登場人物も大きく関係しているためか少し自分事に捉えられる?

ナチス親衛隊がユダヤ人を殺す時のあっけなさには、漫画であるが凄く伝わってきた。

 

 

腐女子向けの漫画である。

手塚治虫ブラックジャックを基に、彼の大学生時代を描く。時代は1960年代ごろ、大学闘争やベトナム戦争など重い事件をテーマにコミカルに描く。個人的には連合赤軍の話が印象的で、ちょっと淡いラブストーリーが垣間見えるのが良い。

ちなみに手術をしたことがないにも関わらず、自分の家で魚とかを実験台にしただけで人の手術を成功させるというから化け物でしかない。元々天才じゃないとあの神業は身に着かないのかと僕の心を抉ってくるという一面も持っている。今連載中でアニメもやってる。

 

神のみぞ知るセカイ 1 (少年サンデーコミックス)

神のみぞ知るセカイ 1 (少年サンデーコミックス)

 

 主人公がギャルゲーのマスターでネットでは通称”落とし神”と呼ばれている。そんなある日悪魔界からエルシィがやってきて、駆け魂が女の子の隙間にはいってしまったので助けてほしいという鉄板王道ストーリーだが、あえて主人公が現実の女の子には興味がないという設定を設けることでよくある展開から脱することが出来ている気がする。

話が進むにつれて悪魔界の真相、駆け魂の正体が分かってくるのだがそんなのは正直どうでもいい!予想できなくはないけど、ほっこりする結末に僕は満足です。

絵が日に日にうまくなっていき、女の子の可愛さには興奮してしまう。えっ?気持ち悪いって?それは読んでから言いましょう!

 

 

 学校では習わない戦後の近現代史、政治史を学びたい人におすすめ。ゴルゴ13のさいとうたかをが、劇画調で小説吉田学校を漫画化する。

政治家という悪い印象だが、戦後焼け野原になった日本を復興させるために熱い男たちが命を懸けていたことがひしひしと伝わってくる。登場人物が老人が多いので、こいつ誰だ?田中角栄?いや違うか・・・いや、えっ、ちょっなどとなることもあるが流れを大まかに掴むには最適。

吉田茂の狡猾さはもちろん、戦争を潜り抜けてきた男たちの賢さはぜひ真似したい。

 

NHKスペシャル明治 2 国づくりの設計図 (ホーム社漫画文庫)

NHKスペシャル明治 2 国づくりの設計図 (ホーム社漫画文庫)

 

 ブックオフでぶらぶらしていてたまたま手に取った。

前田正名(誰?)、宇加地新八(誰?)、樋口一葉(知ってる)、澤柳政太郎(誰?)、石川啄木(だれ・・・知ってるか)という五人の半生を掲載している。

個人的には澤柳政太郎の話が面白くて、明治に入り学校が創設されることになり、受験競争は激しくなりゆとり教育にするか否かという論争は昔にもあったらしく、大正自由教育の一端を担うことになるエピソードは今と変わらない。受験や学校の歴史を知るには天野郁夫という教育学者の本が参考になる。

ちなむと石川啄木も学校の教師をやっていたとさ。

 

 面白すぎるとしか言いようがない。

設定としては女子高に男子が5人しかいないという設定だが、覗きをしてしまったため男子全員が学校の敷地内にある監獄に投獄されて卑劣?な仕打ちを受けるというものである。

何故面白いかって?可愛い女の子がエロくてバカな事しまくるに決まってるだろうがよおおおお・・・下らないということです。

 

お笑い


ジャングルポケッ ジャングルポケット 「修学旅行」 Full HD 2015

馬鹿な事を真面目にやるこのお笑いのスタイルは一番好きだ。僕たちの常識とはかけ離れた世界観で笑わせてくる、たまらない!渡邊直美との「大人のおもちゃを彼氏に仕込まれているファミレスの店員」もやヴぁい。

ちなみに3人中2人がモデルと結婚してる。お笑い芸人になるしかないとも思わせる。

 

 

 


チョコレートプラネット ポテチ

これも一見くだらないことを真面目にやるというスタイル。

他は病院のキャッチが面白かった。

 

 

日本で働くのは本当に損なのか (PHPビジネス新書)

日本で働くのは本当に損なのか (PHPビジネス新書)

 

 リクルート出身で雇用のカリスマと呼ばれている著者が、雇用制度への定説をぶった切る!

日本は終身雇用で年数に応じて給料が上がり結果主義ではないというのは本当か?欧米ではなぜ転職が多いのか?などの疑問に簡単に説明してくれる。

個人的には、日本では誰でもある程度の学歴さえあって会社に入ればそこからは誰でもエリートになれる、欧米では最初からエリート非エリートが選別されていて、エリートは身を粉にして働き、非エリートはゆるく働くということが印象的だった。

著者はドラゴン桜三田紀房によるエンゼルバンクの作中人物“カリスマ転職代理人、海老沢康生”のモデルらしい。読もうかしら 

 

史上最強の哲学入門 (河出文庫)

史上最強の哲学入門 (河出文庫)

 

 前回も紹介したがクソ面白い。3つのテーマに分けて哲学者を網羅的に解説している。通史的な側面もあり全体像が掴みやすいというのもあるけど、例えが秀逸なので分かりやすい。

東洋と西洋の歴史観についての違いについては面白くて、簡単に言えば西洋は時間は一直線的に進むもので今までにあったことを逐一記録して歴史を年表に残していこうとするが、東洋は時間は循環するもの、巡るものと考えているので歴史を全て記録しようとせず本質だけ抜き取るというものだ。これは宗教的考えの相違があると思うのだが、的をついていると思う。

哲学者ではレヴィ―=ストロースに興味を持つことに。

 

私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)

私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)

 

 明治維新で西洋の考え方が広まる中で”個人”という概念も新たに導入された。夏目漱石森鴎外など小説などを通して広がったみたいなことを聞いたことがある。

個人は英語でindividualで、これ以上分けられない最小単位なのであるが、この”人には一貫した自己がある”という近代人特有の考え方が色々な弊害を生んでいて、それを”分人主義”という新しい考え方で解決していこうとしていく。

分人主義というのは、環境によって人には様々な顔があって本当の自分なんてないよ、という考え方だ。だから高校ではいじめられていたけど、大学デビューしてモテモテになってて、どちらが本当の自分?なんて悩む必要はない、ってことだと思う。

小説も書いているのでそちらを読むのもいいかもしれない。

 

窓ぎわのトットちゃん (講談社青い鳥文庫)

窓ぎわのトットちゃん (講談社青い鳥文庫)

 

 ローラが徹子の部屋に出た時に繰り広げられたバトルは結構有名だと思うが、その黒柳徹子が1981年に出版し戦後最大のベストセラーと言われる(今知った)。

トットちゃん(黒柳徹子のこと)は小学校に入るも今でいうADHDみたいな感じで授業中もせわしなく、これではアカンとなって目黒区自由が丘にあるトモエ学園(東京大空襲で校舎が焼けそのまま小学校は再建せず、保育園だけ復活するも今はもうない)に編入することになる。

トモエ学園の校長が素晴らしく、最初に会った時1・2時間と延々喋るトットちゃんに対して嫌な顔もせずずっと聞いていたという。

校風は自由で時間割はなく、自分の好きなことが出来るという。今の私立でそういう学校はあるのかしら?シュタイナー学園とかかな。ただ学校とはどうあるべきなのか?時間割があって当たり前という先入観は確実に壊してくれるだろう。

 

 

「縮み」志向の日本人 (講談社学術文庫)

「縮み」志向の日本人 (講談社学術文庫)

 

 数ある日本人論の中で名著のうちの一つだと思う。著者の李御寧は韓国人であるが、俳句などの日本文化にも精通していて比較文化論としても分かりやすい。

日本人の根底には題名の通り”縮める”ことに対しての愛があって、神社を神輿にしたり、自然を箱庭・盆栽にしたり、思いを5・7・5の俳句に凝縮したりと小さくする文化があるという。また小さいものへの愛もありそれは今の”可愛い””萌え”文化にもつながっているのだと思う。

色々な事例を出しているが、データで統計を出すといったことはなく、取り扱っているジャンルも幅広い。

他にもジャンケン文明論、ふろしきで読む日韓文化など面白い本があるのでおすすめ。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

   名前を知っている人は多いと思うが皆さんはもう読んだだろうか?2015年最大のベストセラーだ。結構前にブログでも紹介した。

内容はあえて紹介することはしないが、対話形式になっているので本が苦手、本なんてここ一年触ってないという人にもおすすめ。それでも、本を読むわけにはいかない・・・っ!という方には下のリンクのマンガがおすすめ。ギャグセンが高い。

【マンガ】アドラー心理学「トラウマなんて存在しない!」 池袋/心療内科/ゆうメンタルクリニック | ゆうメンタルクリニック池袋西口院~心療内科・精神科

 

日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】 (PHP文庫)

日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】 (PHP文庫)

 

 

 日本史を地形から読み解いている。面白かった。

日本は文明国の中でも、雪国大国、めっちゃ雪降るみたいな所は印象的(うろ覚え)雪国は寒いから家にこもって、思索が内向的になるという印象(ロシアのドストエフスキーとかね)

 

月刊WiLL (ウィル) 2016年2月号

月刊WiLL (ウィル) 2016年2月号

 

 政治的クラスタでは右に属する雑誌媒体である。まぁ大体書いてあることは毎月一緒な気がして読むことはほとんどないのだが冒頭の日下公人による繁栄のヒントというコラムだけ読んでいる。日下公人は学者でなく実業家で、経済予測が当たるとのことなので説得力がある。

2月号ではラグビーの五郎丸がなぜここまでブレイクしたかについて説明している。何だよその発想!という感じなのでぜひ。

また、2015年の8月号ではロジカルシンキング(論理力)とセレンディピティ(直観力)の違いについて述べていて、前者しか教えられない大学、大学が作られた歴史背景、日本の強さの秘密は一般庶民が持っている遊びによって培われたセレンディピティ、安倍首相のアメリカでのスピーチの成功の理由が述べられないマスコミ・メディア、安倍首相を育んだ成蹊大学についてと流れるように話が変わっていき、博覧強記としか言いようがない。ちなみにアメリカでは「日銀は廃止して、三菱UFJ中央銀行にしよう」という意見もあるらしいと言っているのだが、本当なのだろうか?笑 ググっても出てこないよ・・・ 

 

西洋音楽から見たニッポン―俳句は四・四・四

西洋音楽から見たニッポン―俳句は四・四・四

 

 題名の通りである。俳句を読む際、間(ま)なども勘定するとリズムが4・4・4になるということを丹念に解説している。

また、日本人が西洋人のようにクラシック音楽を演奏するとヒュー・ドロンパ・ミュージック(著者の造語)になってしまうそうで、原因として自然の音も音楽に聞こえてしまう日本人自身が原因であるという。虫の音がノイズに聞こえてしまう西洋人とそうではない日本人の脳の構造によるものだと思う。なぜそうなのかは僕には分からない。

音楽だけではなく、言語・文化・古典にも通じていて幅広い文化比較論となっていて読みやすいのでおすすめでござる。

 

レヴィ=ストロース---入門のために 神話の彼方へ (KAWADE道の手帖)

レヴィ=ストロース---入門のために 神話の彼方へ (KAWADE道の手帖)

 

 レヴィ=ストロースのこと勉強しようと思って適当に借りてみたが、いまいち何言ってるかわからなかった(人のせい)

色々な人が書いた記事を10数個掲載しているが、その中で坂口恭平の記事だけ光っていた。

要約すると、レヴィ=ストロースがブラジル奥地などに住む原住民についてフィールドワークをして、西洋が決して進んでいるわけではなく、彼らはまた別の思考法を持っていることに気付き、ブリコルールといわれるありあわせの物で生きる力を持っているとわかった。だが坂口はそれは日本人のホームレスも持っていると喝破する。

従来のホームレスの定説は職にあぶれた悲惨な奴ら、であると思うが坂口がフィールドワークをした結果はそういう人もいるがそうでない人もいる、ということである。彼らは街にある一般市民が捨てたものを再利用して食糧や服を獲得したり、図書館は書棚、スーパーは冷蔵庫として認識するなど違った視点を持っているという。専門的に生きるのではなく、総合的に生きていて生きる力を持っているという。

確かに今の社会的に見ればホームレスは貧しいのかもしれないが、ある一つの職業についてしまっている人はそれを失った時生きていけるのか?という点ではその点では貧しいのかもしれない。ホームレスは本質的には生活に楽しみを見出し満足していて必ずしも僕たちの偏見は間違っていると思わせてくれる。

坂口恭平の本はマスト読みだ!

 

 

 山本七平は戦後の思想家の中では僕は天才だと思ってる(僕が知っている範囲内だが)彼はキリスト教徒であり、戦争を下級兵士として経験したことと絡み合わせて日本人特有の考え方を考察した。彼の著作で有名なのは空気の研究で日本人がその場の空気で物事を決めてしまう、戦艦大和の出撃も同じように決定したその日本人が戦前戦後も変わってない考え方について述べてある。

この本では教育について述べてあり、学校はもっと自由化すべきとの論であった。1940年からドイツのフォルクスシューレを真似たため、自由さが無くなったというのは初耳だった。

 ちなむとicchihankaiというのは彼が一知半解という言葉を使っていたことによる。

 

反哲学入門 (新潮文庫)

反哲学入門 (新潮文庫)

 

 前回の記事で紹介したBest Of 本 in 2015 だ!

 読んだら世界観が変わるとしか言いようがない。

 

日本の神さまと上手に暮らす法

日本の神さまと上手に暮らす法

 

 全国の神社に1万回以上足を運んだという強者による本(僕は、参拝回数は、うーーんんy=3x+153という方程式をおいて、あっー)

堅苦しくなく、気持ち良くお参りしようと考えさせてくれる文章。正しさを追求しない曖昧さ、日本人の心を誇りにするなど核心を突いたことが多く書かれている。

コンビニより数が多いと言われる神社。僕の家の近くにコンビニは5軒ほどあるが、神社はあまり近い場所にないんだよね・・・なんでファミマが3つもあるの?

ダイアモンドオンラインの連載で知った。

日本の神さまと 上手に暮らす法 ― 神さまのいる毎日を過ごしませんか?

 

身体感覚で「論語」を読みなおす。―古代中国の文字から

身体感覚で「論語」を読みなおす。―古代中国の文字から

 

 論語能楽師である安田登が自分自身の身体感覚と白川静などの漢字論などと絡み合わせて考察する。

論語は古典だが、実際に読もうという気にはなれないがこれだけ読み継がれているのは何か理由があるのだとは思いつつよく分からないのが実情だろう。

心が発生したのは3000年前ほどで、それより前には意識など存在しなかったという説を打ち立て、論語は心、悲しみや悩みなどへの対処法という考察には驚き。実例として、昔の人たちは他民族に拉致をされても特に不安がらない、時間という感覚がなく自分がそうなるとも思わない、ということは人類がずーっと同じことを考えていたという先入観を打ち破ってくれる。

そーいえば本は御神籤みたいにテキトーに開いてバーっと読む、と夏目漱石が言っていて、筋が大事というのはアリストテレスが言い出した、という文章にはマジか?!となった。本は始めから全て通して読まなきゃいけないわけではないというのは今では腑に落ちている。

古典の輪読会をやりたくさせる作品。

 

強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話 (一般書)

強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話 (一般書)

 

 題名長っ!(そこじゃない)

読み物として単純に面白い。著者のソクラテス風の親父による色々なエピソードが詰まっている。漫画や映画を使ったり、実際にモノを作ったりさせるものの、強制はしないという所に優しさが垣間見えてとんでもない教育者だなぁと思わせる。

和尚の話が面白くて、落し物を拾ったら「名前を書いたらこっちのもんだ~」と言い、そう思うとまた落し物を拾うと「何やってんだ!馬鹿野郎!」と言い、どっちだよ!!と矛盾が存在するところに、臨機応変の大切さを垣間見た。

代々木と三鷹に探究学舎という彼がやっている塾があるので、1度伺っては?

 

映画

桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]

桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]

 

 pc画面に引き込まれた数少ない作品。ツタヤで旧作を100円で借りて映画を見るも、大体30分立てば横になり、1時間が経つとそこから時空が歪みいつの間にか映画が終わっているが、決してそんなことにはさせない映画だ。

バレー部のエースであり可愛い彼女(映画では山本美月が演じている)もいる桐島が急に部活をやめて、そこから学校カーストにいたそれぞれの人間関係が変わっていき、カーストの底辺にいた映画部の少年(志田未来の彼氏、えっ誰のことかって?神木りゅ)にも変化が生じるお話。

色々な人の視点が垣間見えて、時系列がいったりきたりするが見づらいということは全くない。解説も面白いでそちらから入るのも一興?

 

映画評論家の町山さんの『桐島、部活やめるってよ』の解説が素晴らしかったので、全文書き起こしてみた。 - NAVER まとめ

 

 

es[エス] [DVD]

es[エス] [DVD]

 

 実際にあったスタンフォード監獄実験を基にしている映画だ。

一般人を囚人役と看守の役に分けるとどうなるかという実験、1日目は何ともないのだが2日目から・・・結構グロいシーンも出てくるが中々目が離せない。人っていうのはこんなにも簡単に変わってしまうのかと思わせる作品。

 

 昔はよくあった赤ちゃんの取り違えを題材にしている。

話自体はそんなに急展開なものはないが、福山雅治尾野真千子リリー・フランキーなどの役者陣が良い演技をする。見始めると最後の結末が気になってしまう作品。

 

 

機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者- [DVD]

機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者- [DVD]

 

  Zガンダムの映画3部作。僕はゲームでしか話を理解してない(ニワカとは違うのだよ、ニワカとは!)が、映画は3部通して面白かった。

バトルシーンのグラフィックは圧巻で流石映画!と思わせるが、製作当時にガンダムSEED DESTINYというクソ番組がやっていたため、映画一本の製作費で3部作ったとか。なので30年前のアニメをリマスターした部分とのミックスになり、そういう点では見づらい。

3部”星の鼓動は愛”の最後のバトルシーンは圧巻。結末はアニメを見ていた人には賛否両論らしいが僕は好きなのでぜひ!

 

 

 あの時こーだったらなぁ~という感じ(ちょっと、いや大分意味不明)

上の画像は怖いけど、話はホラーってはない。超能力?を得た主人公が昔の過去を改変して今を改変するも・・・というよくあるお話がうまく描かれていて、色々な話の展開に度肝を抜かれる。ラストも悪くない!


ネット記事

ibaya.hatenablog.com

ちゃんと考えていたら就活なんかしていない、という女の子に会ったというツイートを見て知った気がする。

一言でいえば彼は生きる哲学者だ。2年前家を失うものの、それを悲観することなくオープンに情報を公開することで色々な人たちから家に泊めてもらったり、食べ物を提供してもらったり、外国に連れてってもらったり、車を提供してもらったり(なんと!)するハチャメチャ日記のようなものである。ホームレスになって家を失うと思いきや逆に増えたという事実は面白すぎる!

ただ何が起こったかだけでなく、頭だけじゃなく体で見聞きして感じたことを繊細な言葉で文章を紡いでいて心に突き刺さる。「自分をオープンにしていれば死ぬことはない」という言葉は心に響いて、もっと自分を出していこうと思いました。

今は熱海の家を提供してもらいそこで本を無料で提供したり、コーヒーなどもただで飲める循環型図書館のようなものを経営したいとのことだ。一度足を運んでみたい。

 

diamond.jp

日本人は働き蟻だ!現代の奴隷だ!!今すぐ日本を捨て去って世界に逃げよう!!!という定説は本当なのか?と思わせる記事。

日下公人も日本人は休みすぎと言っている。ぶつ切りではなく休日はまとめて取った方が良いのでは?と提言してた気がする。まぁそもそも欧米と日本の労働観は違うからねぇ。ちなみにアメリカは有給休暇消化率は40%らしい。働きアリやんんん。

ただダイアモンドオンラインは野口悠紀雄というトンデモ経済学者が連載しているのですべてが正しいというわけではない。(すべてに言えるけど)何が本当なのかはちゃんと調べないとわかりませんんん。

んんん。

 

diamond.jp

 サッカーで例えて、日本と欧米の教育論を比較する短い記事だが本質を突いてる気がして凄い感動した。

日本の大学をこれ以上厳しくすると駄目になると僕も思います(授業出たくない)

 

www.okamura.co.jp

学生時代に日本の伝統産業を絶やさないために、幼児向けにaeruという会社を設立。レベルの高い服や食器を提供している。

この記事の中で印象的だったのはワークライフバランスについての意見だ。今は仕事は仕事、ライフ(プライベートってことかな?)はライフと2つが離れて存在していてどっちを優先するかを考えなければいけない風潮があるが、彼女にとってはワークとライフは離れているわけではなくライフの中にワークが包含されていて決して別々に考えることはできないという。

確固とした哲学を持っていて、ぜひ子供が出来たらaeruの物を買いたい。

 

togetter.com

最近TwitterをまとめたTogetterというのが面白く、そのうちの一つである。

@Shinshinoharaという方による教育についてのツイートをまとめたものである。

一言もしゃべらないこんにゃく売りとお坊さん勘違いした修行僧のお話。何か新しいことを発見するには、人を馬鹿にしないということを説いている。教育関係者には必見。

 

logmi.jp

チームラボはご存じだろうか?ハイパーメディアクリエイター集団、いやちょっと違うか。とりあえず猪子寿之は日本のスティーブ・ジョブスと言われているらしい。

彼をただの技術者と思うことなかれ、日本文化にも精通していて彼の記事は非常に示唆に富んでいる。東洋と西洋の文化の比較が分かりやすい。

猪子寿之の記事は全部面白いからぜひggr.

togetter.com

 砂鉄というツイッター芸人(言ったのは僕じゃないよ)によるツイートのまとめ。

大企業は売り上げを上げるため核家族を推奨する(超解釈)って記事。ただこの人ゲーム会社に勤めてスプラトゥーンとかのツイートも多い。ゲームの世界で体験したことが多いんだろうけど、知識量がすごくどこで学んでいるんだろう?と思わせる。ぜひフォローしよう。

togetter.com

分業社会についての考察。

専門性が進みすぎると、自分のことしか分からなくなって震災や原発然り何か起きた時大変ですね。総合力が欲しい、と思う最近。

 

 

いやぁ最後まで見てくれた方は本当に乙化され間でした。

今年はもっと更新頻度を上げたいと思います。チャオ!