2015面白かったものまとめ
ジャンル別にまとめてみました。
これ気になる!
これはセンスないわ―。
お前・・・ちょっ。
空って青いのってなんでか知ってる?それはね、屈折率の違いが・・・
などなど何か反応していただけると嬉しいです。僕の想いを精魂こめたのが下に(ふぁっ)
漫画
機動戦士ガンダム THE ORIGIN (1) (角川コミックス・エース)
- 作者: 安彦良和,矢立肇,富野由悠季
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2002/06/01
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 32回
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言わずとしれた名作アニメを安彦良和が漫画化。
MAJOR(1)【期間限定 無料お試し版】 (少年サンデーコミックス)
- 作者: 満田拓也
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/12/25
- メディア: Kindle版
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国民的野球漫画。昔50巻ぐらいまで読んで、最近MangaOneというアプリで無料で読めるので高校編まで読んでしまった。
茂野吾郎曰く「出来るか出来ないかじゃない、男ならやるかやらないかだ」惚れてまうやろー(古)主人公が投資部に入るのだが、話が進むにつれて戦争や企業の話やホリエモンまで出てくる。幅広く難しいジャンルを取り入れるも読みやすいのは出版社であるコルクの佐渡島庸平の手腕と言ったところだろう。HONZというサイトで紹介されていますた。
言わずと知れた漫画界の巨匠手塚治虫によるものだ。
ブッダというのは仏教の始祖、釈迦のことだ。カピラヴァストウという王国の王子シッダルタが釈迦になり、死ぬまでの半生を描いている。
結構長い話だがすらすら読めるし、実在した話と創作した話が混じっているが釈迦の半生を簡単に知りたい、仏教ってなんやねんというのを知るにはうってつけだ。ブラックジャックを描いた手塚ならではの生命観が取って見える、名作。
ユダヤ人のアドルフ・カミル、ナチス親衛隊に入ることになるアドルフ・カウフマン、アドルフ・ヒトラーの3人を軸に進んでいく。
アドルフ・ヒトラーはユダヤ人の血をひいているという機密文書から、カミルとカウフマンの2人の少年の絆が壊れていく様、人間の葛藤が生々しく描かれている。
重厚なテーマだが日本人の登場人物も大きく関係しているためか少し自分事に捉えられる?
ナチス親衛隊がユダヤ人を殺す時のあっけなさには、漫画であるが凄く伝わってきた。
腐女子向けの漫画である。
手塚治虫のブラックジャックを基に、彼の大学生時代を描く。時代は1960年代ごろ、大学闘争やベトナム戦争など重い事件をテーマにコミカルに描く。個人的には連合赤軍の話が印象的で、ちょっと淡いラブストーリーが垣間見えるのが良い。
ちなみに手術をしたことがないにも関わらず、自分の家で魚とかを実験台にしただけで人の手術を成功させるというから化け物でしかない。元々天才じゃないとあの神業は身に着かないのかと僕の心を抉ってくるという一面も持っている。今連載中でアニメもやってる。
主人公がギャルゲーのマスターでネットでは通称”落とし神”と呼ばれている。そんなある日悪魔界からエルシィがやってきて、駆け魂が女の子の隙間にはいってしまったので助けてほしいという鉄板王道ストーリーだが、あえて主人公が現実の女の子には興味がないという設定を設けることでよくある展開から脱することが出来ている気がする。
話が進むにつれて悪魔界の真相、駆け魂の正体が分かってくるのだがそんなのは正直どうでもいい!予想できなくはないけど、ほっこりする結末に僕は満足です。
絵が日に日にうまくなっていき、女の子の可愛さには興奮してしまう。えっ?気持ち悪いって?それは読んでから言いましょう!
学校では習わない戦後の近現代史、政治史を学びたい人におすすめ。ゴルゴ13のさいとうたかをが、劇画調で小説吉田学校を漫画化する。
政治家という悪い印象だが、戦後焼け野原になった日本を復興させるために熱い男たちが命を懸けていたことがひしひしと伝わってくる。登場人物が老人が多いので、こいつ誰だ?田中角栄?いや違うか・・・いや、えっ、ちょっなどとなることもあるが流れを大まかに掴むには最適。
吉田茂の狡猾さはもちろん、戦争を潜り抜けてきた男たちの賢さはぜひ真似したい。
NHKスペシャル明治 2 国づくりの設計図 (ホーム社漫画文庫)
- 作者: みやぞえ郁雄
- 出版社/メーカー: ホーム社
- 発売日: 2006/05/18
- メディア: 文庫
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ブックオフでぶらぶらしていてたまたま手に取った。
前田正名(誰?)、宇加地新八(誰?)、樋口一葉(知ってる)、澤柳政太郎(誰?)、石川啄木(だれ・・・知ってるか)という五人の半生を掲載している。
個人的には澤柳政太郎の話が面白くて、明治に入り学校が創設されることになり、受験競争は激しくなりゆとり教育にするか否かという論争は昔にもあったらしく、大正自由教育の一端を担うことになるエピソードは今と変わらない。受験や学校の歴史を知るには天野郁夫という教育学者の本が参考になる。
ちなむと石川啄木も学校の教師をやっていたとさ。
面白すぎるとしか言いようがない。
設定としては女子高に男子が5人しかいないという設定だが、覗きをしてしまったため男子全員が学校の敷地内にある監獄に投獄されて卑劣?な仕打ちを受けるというものである。
何故面白いかって?可愛い女の子がエロくてバカな事しまくるに決まってるだろうがよおおおお・・・下らないということです。
お笑い
ジャングルポケッ ジャングルポケット 「修学旅行」 Full HD 2015
馬鹿な事を真面目にやるこのお笑いのスタイルは一番好きだ。僕たちの常識とはかけ離れた世界観で笑わせてくる、たまらない!渡邊直美との「大人のおもちゃを彼氏に仕込まれているファミレスの店員」もやヴぁい。
ちなみに3人中2人がモデルと結婚してる。お笑い芸人になるしかないとも思わせる。
これも一見くだらないことを真面目にやるというスタイル。
他は病院のキャッチが面白かった。
本
リクルート出身で雇用のカリスマと呼ばれている著者が、雇用制度への定説をぶった切る!
日本は終身雇用で年数に応じて給料が上がり結果主義ではないというのは本当か?欧米ではなぜ転職が多いのか?などの疑問に簡単に説明してくれる。
個人的には、日本では誰でもある程度の学歴さえあって会社に入ればそこからは誰でもエリートになれる、欧米では最初からエリート非エリートが選別されていて、エリートは身を粉にして働き、非エリートはゆるく働くということが印象的だった。
著者はドラゴン桜の三田紀房によるエンゼルバンクの作中人物“カリスマ転職代理人、海老沢康生”のモデルらしい。読もうかしら
前回も紹介したがクソ面白い。3つのテーマに分けて哲学者を網羅的に解説している。通史的な側面もあり全体像が掴みやすいというのもあるけど、例えが秀逸なので分かりやすい。
東洋と西洋の歴史観についての違いについては面白くて、簡単に言えば西洋は時間は一直線的に進むもので今までにあったことを逐一記録して歴史を年表に残していこうとするが、東洋は時間は循環するもの、巡るものと考えているので歴史を全て記録しようとせず本質だけ抜き取るというものだ。これは宗教的考えの相違があると思うのだが、的をついていると思う。
哲学者ではレヴィ―=ストロースに興味を持つことに。
明治維新で西洋の考え方が広まる中で”個人”という概念も新たに導入された。夏目漱石、森鴎外など小説などを通して広がったみたいなことを聞いたことがある。
個人は英語でindividualで、これ以上分けられない最小単位なのであるが、この”人には一貫した自己がある”という近代人特有の考え方が色々な弊害を生んでいて、それを”分人主義”という新しい考え方で解決していこうとしていく。
分人主義というのは、環境によって人には様々な顔があって本当の自分なんてないよ、という考え方だ。だから高校ではいじめられていたけど、大学デビューしてモテモテになってて、どちらが本当の自分?なんて悩む必要はない、ってことだと思う。
小説も書いているのでそちらを読むのもいいかもしれない。
ローラが徹子の部屋に出た時に繰り広げられたバトルは結構有名だと思うが、その黒柳徹子が1981年に出版し戦後最大のベストセラーと言われる(今知った)。
トットちゃん(黒柳徹子のこと)は小学校に入るも今でいうADHDみたいな感じで授業中もせわしなく、これではアカンとなって目黒区自由が丘にあるトモエ学園(東京大空襲で校舎が焼けそのまま小学校は再建せず、保育園だけ復活するも今はもうない)に編入することになる。
トモエ学園の校長が素晴らしく、最初に会った時1・2時間と延々喋るトットちゃんに対して嫌な顔もせずずっと聞いていたという。
校風は自由で時間割はなく、自分の好きなことが出来るという。今の私立でそういう学校はあるのかしら?シュタイナー学園とかかな。ただ学校とはどうあるべきなのか?時間割があって当たり前という先入観は確実に壊してくれるだろう。
数ある日本人論の中で名著のうちの一つだと思う。著者の李御寧は韓国人であるが、俳句などの日本文化にも精通していて比較文化論としても分かりやすい。
日本人の根底には題名の通り”縮める”ことに対しての愛があって、神社を神輿にしたり、自然を箱庭・盆栽にしたり、思いを5・7・5の俳句に凝縮したりと小さくする文化があるという。また小さいものへの愛もありそれは今の”可愛い””萌え”文化にもつながっているのだと思う。
色々な事例を出しているが、データで統計を出すといったことはなく、取り扱っているジャンルも幅広い。
他にもジャンケン文明論、ふろしきで読む日韓文化など面白い本があるのでおすすめ。
名前を知っている人は多いと思うが皆さんはもう読んだだろうか?2015年最大のベストセラーだ。結構前にブログでも紹介した。
内容はあえて紹介することはしないが、対話形式になっているので本が苦手、本なんてここ一年触ってないという人にもおすすめ。それでも、本を読むわけにはいかない・・・っ!という方には下のリンクのマンガがおすすめ。ギャグセンが高い。
【マンガ】アドラー心理学「トラウマなんて存在しない!」 池袋/心療内科/ゆうメンタルクリニック | ゆうメンタルクリニック池袋西口院~心療内科・精神科
日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】 (PHP文庫)
- 作者: 竹村公太郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2014/07/03
- メディア: 文庫
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日本史を地形から読み解いている。面白かった。
日本は文明国の中でも、雪国大国、めっちゃ雪降るみたいな所は印象的(うろ覚え)雪国は寒いから家にこもって、思索が内向的になるという印象(ロシアのドストエフスキーとかね)
政治的クラスタでは右に属する雑誌媒体である。まぁ大体書いてあることは毎月一緒な気がして読むことはほとんどないのだが冒頭の日下公人による繁栄のヒントというコラムだけ読んでいる。日下公人は学者でなく実業家で、経済予測が当たるとのことなので説得力がある。
2月号ではラグビーの五郎丸がなぜここまでブレイクしたかについて説明している。何だよその発想!という感じなのでぜひ。
また、2015年の8月号ではロジカルシンキング(論理力)とセレンディピティ(直観力)の違いについて述べていて、前者しか教えられない大学、大学が作られた歴史背景、日本の強さの秘密は一般庶民が持っている遊びによって培われたセレンディピティ、安倍首相のアメリカでのスピーチの成功の理由が述べられないマスコミ・メディア、安倍首相を育んだ成蹊大学についてと流れるように話が変わっていき、博覧強記としか言いようがない。ちなみにアメリカでは「日銀は廃止して、三菱UFJを中央銀行にしよう」という意見もあるらしいと言っているのだが、本当なのだろうか?笑 ググっても出てこないよ・・・
題名の通りである。俳句を読む際、間(ま)なども勘定するとリズムが4・4・4になるということを丹念に解説している。
また、日本人が西洋人のようにクラシック音楽を演奏するとヒュー・ドロンパ・ミュージック(著者の造語)になってしまうそうで、原因として自然の音も音楽に聞こえてしまう日本人自身が原因であるという。虫の音がノイズに聞こえてしまう西洋人とそうではない日本人の脳の構造によるものだと思う。なぜそうなのかは僕には分からない。
音楽だけではなく、言語・文化・古典にも通じていて幅広い文化比較論となっていて読みやすいのでおすすめでござる。
レヴィ=ストロース---入門のために 神話の彼方へ (KAWADE道の手帖)
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/02/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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レヴィ=ストロースのこと勉強しようと思って適当に借りてみたが、いまいち何言ってるかわからなかった(人のせい)
色々な人が書いた記事を10数個掲載しているが、その中で坂口恭平の記事だけ光っていた。
要約すると、レヴィ=ストロースがブラジル奥地などに住む原住民についてフィールドワークをして、西洋が決して進んでいるわけではなく、彼らはまた別の思考法を持っていることに気付き、ブリコルールといわれるありあわせの物で生きる力を持っているとわかった。だが坂口はそれは日本人のホームレスも持っていると喝破する。
従来のホームレスの定説は職にあぶれた悲惨な奴ら、であると思うが坂口がフィールドワークをした結果はそういう人もいるがそうでない人もいる、ということである。彼らは街にある一般市民が捨てたものを再利用して食糧や服を獲得したり、図書館は書棚、スーパーは冷蔵庫として認識するなど違った視点を持っているという。専門的に生きるのではなく、総合的に生きていて生きる力を持っているという。
確かに今の社会的に見ればホームレスは貧しいのかもしれないが、ある一つの職業についてしまっている人はそれを失った時生きていけるのか?という点ではその点では貧しいのかもしれない。ホームレスは本質的には生活に楽しみを見出し満足していて必ずしも僕たちの偏見は間違っていると思わせてくれる。
坂口恭平の本はマスト読みだ!
山本七平は戦後の思想家の中では僕は天才だと思ってる(僕が知っている範囲内だが)彼はキリスト教徒であり、戦争を下級兵士として経験したことと絡み合わせて日本人特有の考え方を考察した。彼の著作で有名なのは空気の研究で日本人がその場の空気で物事を決めてしまう、戦艦大和の出撃も同じように決定したその日本人が戦前戦後も変わってない考え方について述べてある。
この本では教育について述べてあり、学校はもっと自由化すべきとの論であった。1940年からドイツのフォルクスシューレを真似たため、自由さが無くなったというのは初耳だった。
ちなむとicchihankaiというのは彼が一知半解という言葉を使っていたことによる。
前回の記事で紹介したBest Of 本 in 2015 だ!
読んだら世界観が変わるとしか言いようがない。
全国の神社に1万回以上足を運んだという強者による本(僕は、参拝回数は、うーーんんy=3x+153という方程式をおいて、あっー)
堅苦しくなく、気持ち良くお参りしようと考えさせてくれる文章。正しさを追求しない曖昧さ、日本人の心を誇りにするなど核心を突いたことが多く書かれている。
コンビニより数が多いと言われる神社。僕の家の近くにコンビニは5軒ほどあるが、神社はあまり近い場所にないんだよね・・・なんでファミマが3つもあるの?
ダイアモンドオンラインの連載で知った。
日本の神さまと 上手に暮らす法 ― 神さまのいる毎日を過ごしませんか?
論語を能楽師である安田登が自分自身の身体感覚と白川静などの漢字論などと絡み合わせて考察する。
論語は古典だが、実際に読もうという気にはなれないがこれだけ読み継がれているのは何か理由があるのだとは思いつつよく分からないのが実情だろう。
心が発生したのは3000年前ほどで、それより前には意識など存在しなかったという説を打ち立て、論語は心、悲しみや悩みなどへの対処法という考察には驚き。実例として、昔の人たちは他民族に拉致をされても特に不安がらない、時間という感覚がなく自分がそうなるとも思わない、ということは人類がずーっと同じことを考えていたという先入観を打ち破ってくれる。
そーいえば本は御神籤みたいにテキトーに開いてバーっと読む、と夏目漱石が言っていて、筋が大事というのはアリストテレスが言い出した、という文章にはマジか?!となった。本は始めから全て通して読まなきゃいけないわけではないというのは今では腑に落ちている。
古典の輪読会をやりたくさせる作品。
強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話 (一般書)
- 作者: 宝槻泰伸
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2014/08/23
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題名長っ!(そこじゃない)
読み物として単純に面白い。著者のソクラテス風の親父による色々なエピソードが詰まっている。漫画や映画を使ったり、実際にモノを作ったりさせるものの、強制はしないという所に優しさが垣間見えてとんでもない教育者だなぁと思わせる。
和尚の話が面白くて、落し物を拾ったら「名前を書いたらこっちのもんだ~」と言い、そう思うとまた落し物を拾うと「何やってんだ!馬鹿野郎!」と言い、どっちだよ!!と矛盾が存在するところに、臨機応変の大切さを垣間見た。
代々木と三鷹に探究学舎という彼がやっている塾があるので、1度伺っては?
映画
桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: バップ
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pc画面に引き込まれた数少ない作品。ツタヤで旧作を100円で借りて映画を見るも、大体30分立てば横になり、1時間が経つとそこから時空が歪みいつの間にか映画が終わっているが、決してそんなことにはさせない映画だ。
バレー部のエースであり可愛い彼女(映画では山本美月が演じている)もいる桐島が急に部活をやめて、そこから学校カーストにいたそれぞれの人間関係が変わっていき、カーストの底辺にいた映画部の少年(志田未来の彼氏、えっ誰のことかって?神木りゅ)にも変化が生じるお話。
色々な人の視点が垣間見えて、時系列がいったりきたりするが見づらいということは全くない。解説も面白いでそちらから入るのも一興?
映画評論家の町山さんの『桐島、部活やめるってよ』の解説が素晴らしかったので、全文書き起こしてみた。 - NAVER まとめ
実際にあったスタンフォード監獄実験を基にしている映画だ。
一般人を囚人役と看守の役に分けるとどうなるかという実験、1日目は何ともないのだが2日目から・・・結構グロいシーンも出てくるが中々目が離せない。人っていうのはこんなにも簡単に変わってしまうのかと思わせる作品。
昔はよくあった赤ちゃんの取り違えを題材にしている。
話自体はそんなに急展開なものはないが、福山雅治や尾野真千子、リリー・フランキーなどの役者陣が良い演技をする。見始めると最後の結末が気になってしまう作品。
Zガンダムの映画3部作。僕はゲームでしか話を理解してない(ニワカとは違うのだよ、ニワカとは!)が、映画は3部通して面白かった。
バトルシーンのグラフィックは圧巻で流石映画!と思わせるが、製作当時にガンダムSEED DESTINYというクソ番組がやっていたため、映画一本の製作費で3部作ったとか。なので30年前のアニメをリマスターした部分とのミックスになり、そういう点では見づらい。
3部”星の鼓動は愛”の最後のバトルシーンは圧巻。結末はアニメを見ていた人には賛否両論らしいが僕は好きなのでぜひ!
バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2005/10/21
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あの時こーだったらなぁ~という感じ(ちょっと、いや大分意味不明)
上の画像は怖いけど、話はホラーってはない。超能力?を得た主人公が昔の過去を改変して今を改変するも・・・というよくあるお話がうまく描かれていて、色々な話の展開に度肝を抜かれる。ラストも悪くない!
ネット記事
ちゃんと考えていたら就活なんかしていない、という女の子に会ったというツイートを見て知った気がする。
一言でいえば彼は生きる哲学者だ。2年前家を失うものの、それを悲観することなくオープンに情報を公開することで色々な人たちから家に泊めてもらったり、食べ物を提供してもらったり、外国に連れてってもらったり、車を提供してもらったり(なんと!)するハチャメチャ日記のようなものである。ホームレスになって家を失うと思いきや逆に増えたという事実は面白すぎる!
ただ何が起こったかだけでなく、頭だけじゃなく体で見聞きして感じたことを繊細な言葉で文章を紡いでいて心に突き刺さる。「自分をオープンにしていれば死ぬことはない」という言葉は心に響いて、もっと自分を出していこうと思いました。
今は熱海の家を提供してもらいそこで本を無料で提供したり、コーヒーなどもただで飲める循環型図書館のようなものを経営したいとのことだ。一度足を運んでみたい。
日本人は働き蟻だ!現代の奴隷だ!!今すぐ日本を捨て去って世界に逃げよう!!!という定説は本当なのか?と思わせる記事。
日下公人も日本人は休みすぎと言っている。ぶつ切りではなく休日はまとめて取った方が良いのでは?と提言してた気がする。まぁそもそも欧米と日本の労働観は違うからねぇ。ちなみにアメリカは有給休暇消化率は40%らしい。働きアリやんんん。
ただダイアモンドオンラインは野口悠紀雄というトンデモ経済学者が連載しているのですべてが正しいというわけではない。(すべてに言えるけど)何が本当なのかはちゃんと調べないとわかりませんんん。
んんん。
サッカーで例えて、日本と欧米の教育論を比較する短い記事だが本質を突いてる気がして凄い感動した。
日本の大学をこれ以上厳しくすると駄目になると僕も思います(授業出たくない)
学生時代に日本の伝統産業を絶やさないために、幼児向けにaeruという会社を設立。レベルの高い服や食器を提供している。
この記事の中で印象的だったのはワークライフバランスについての意見だ。今は仕事は仕事、ライフ(プライベートってことかな?)はライフと2つが離れて存在していてどっちを優先するかを考えなければいけない風潮があるが、彼女にとってはワークとライフは離れているわけではなくライフの中にワークが包含されていて決して別々に考えることはできないという。
確固とした哲学を持っていて、ぜひ子供が出来たらaeruの物を買いたい。
最近TwitterをまとめたTogetterというのが面白く、そのうちの一つである。
@Shinshinoharaという方による教育についてのツイートをまとめたものである。
一言もしゃべらないこんにゃく売りとお坊さん勘違いした修行僧のお話。何か新しいことを発見するには、人を馬鹿にしないということを説いている。教育関係者には必見。
チームラボはご存じだろうか?ハイパーメディアクリエイター集団、いやちょっと違うか。とりあえず猪子寿之は日本のスティーブ・ジョブスと言われているらしい。
彼をただの技術者と思うことなかれ、日本文化にも精通していて彼の記事は非常に示唆に富んでいる。東洋と西洋の文化の比較が分かりやすい。
猪子寿之の記事は全部面白いからぜひggr.
砂鉄というツイッター芸人(言ったのは僕じゃないよ)によるツイートのまとめ。
大企業は売り上げを上げるため核家族を推奨する(超解釈)って記事。ただこの人ゲーム会社に勤めてスプラトゥーンとかのツイートも多い。ゲームの世界で体験したことが多いんだろうけど、知識量がすごくどこで学んでいるんだろう?と思わせる。ぜひフォローしよう。
分業社会についての考察。
専門性が進みすぎると、自分のことしか分からなくなって震災や原発然り何か起きた時大変ですね。総合力が欲しい、と思う最近。
いやぁ最後まで見てくれた方は本当に乙化され間でした。
今年はもっと更新頻度を上げたいと思います。チャオ!
本田翼と反哲学入門
急に寒くなってきましたね・・・コタツと暖房でなんとか生きながらえてます。
youtubeを見ていたら子どものための哲学という番組を見つけた。声は本田翼とガッツ石松が担当している。もう一度言おう、本田翼が声を担当している。そして冒頭は以下のように始まる
デカい鼻くそは、いつもと比べて大きかったからうれしかったんだ
大事なことは何度でも言おう、本田翼が
デカい鼻くそは、いつもと比べて大きかったからうれしかったんだ
と言っている。
そーいえば今年の夏休みに新潮文庫のフェアがやっていて色々な本が置いてあった中、なんとなく手に取ってしまった本、木田元による反哲学入門が面白かったので紹介したいと思います。
木田元は終戦直後に闇屋で生計を立てていたらしい。(凄いですね・・・!)その後に東北大学文学部哲学科を卒業されたとのことです。
本の内容に移りたいと思いますが第一章から衝撃的な言葉で始まっています。
哲学は欧米人だけの思考法である
えぇ――――っ!!
ミ~ ̄ ̄ ̄\
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⊂ニu\__/Lu⊃
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(ニフフ
(注:マスオさんです)
一体どういうことなのでしょうか?一部引用しながら説明していきたいと思います。
哲学とは、人生観・道徳思想・宗教思想といった材料を組みこむ特定の考え方だということにしておきましょう。あるいは、哲学とは、「ありとしあらゆるもの(存在する者の全体)がなんであり、どういうあり方をしているのか」と言うことについてのある特定の考え方、切り縮めて言えば「ある」ということがどういうことかについての特定の考え方だと言ってもいいと思います
ふむふむ。こういう考えが日本にはなくて西洋には生まれたということですね。
なぜかというと・・・
そんな考え方をしうるためには、自分たちが存在するものの全体のうちにいながら、その全体を見渡すことのできる特別な位置に立つことが出来ると思わなければならないからです。
自分が自然のなかにすっぽり包まれて生きていると信じ切っていた日本人には、そんな問いは立てられないし、立てる必要もありませんでした
日本人には自然は自ずから生成していくもの、という概念でしたが(そもそも自然と言う言葉自体明治時代に作られた造語ですよね)、西洋人にとっては何かしらが作り上げたもののようですね。その自然を作り上げる特別な存在、自然を超えた存在である超自然的原理をギリシャ時代のプラトンはイデアとして概念を立ち上げました。
ただこうした超自然的原理は昔からずっとあったわけではなく、プラトン・ソクラテスの時代から提唱されたそうです。つまり、古代ギリシャの自然観とは異なっているということです。そして古代ギリシャ早期や古代日本人の自然観は似ているそうです。
古代ギリシア早期の自然観は、万物を「葦牙の如く萌え騰る物に因りて成る」と見ていた『古事記』の古層にみられる古代日本人の自然観と深く通じるものがありそうです。そこに登場する「高御産巣日神(たかみむすひのかみ)・神産巣日神(かみむすひのかみ)」といった神名にあらわれる「ムスヒ」も、「ムス」は苔ムス・草ムスのムス、つまり植物的生成のことであり、「ヒ」は霊力・原理のことであって、生成の原理を神格化したものです。
そしてソクラテス・プラトンあたりからヘーゲルあたりまでの超自然的原理の「哲学」と、ソクラテス以前や「哲学」を解体しようとしたニーチェ以降の「反哲学」は区別して考える必要はあるそうです。
哲学にも2種類あるということね!メモメモ・・・
そして「存在とはなにか」という問いに対しては、「つくられてある」もしくは「なりいでてある」という意味なのかを問おうとしているといいます。その問題をかの有名な丸山眞男も考えていたそうです。
1972年の「歴史意識の『古層』」では世界中の民族にも宇宙創世神話があり、「つくる」「うむ」「なる」という三つの基本動詞で説明できると言います。それぞれ引用したいと思います。
「つくる」という動詞によって規定されているのは、「われわれの住む世界と万物は人格的創造者によって一定の目的でつくられた」というもので、このパターンの代表はユダヤ=キリスト教系統の世界創造神話です
「うむ」という動詞は、「神々の生殖行為でうまれた」というパターンとなります。陰陽二元の結合によって万物が生み出されたと見る中国の盤古説話や、明らかにその影響を受けている『古事記』イザナギ・イザナミ二神による国産み神話、あるいは古代ローマの創生神話などがここに分類されます
「なる」という動詞は、「世界に内在する神秘的な霊力の作用で具現した」というパターンの神話です。
では何故このような超自然的原理が生まれたのか?プラトンの時代ではポリス同士の戦いがあり早急に”国家”を作り上げる必要性があった、のようなことが書かれていますが詳しくは言及されていません。またエジプトやアフリカ北岸のギリシア人の植民都市キュレネに行ったそうですが、キュレネにはユダヤ人も居住していてそこで一神教の概念や世界創造説について学んだのではないか、と言っています。
そしてその後は、哲学とキリスト教の関係や、フッサール・ニーチェ・ハイデガーなどの考えを歴史を辿りながら説明してあります(ここらへんは難しいので説明できない・・・)
他にも哲学の本で面白かったのは飲茶の史上最強の哲学入門が面白かった。例えが秀逸で分かりやすい。カバー絵はバキを描いている板垣恵介である。あー最強になりたい。
名著なのでぜひご一読を
中学1年生の英語教科書
James:Hello.
Taro:Hello. What can you do??
James:I can play piano.
Taro: Oh, that's great!!
この文章を見て何かピンと来た方はいるだろうか?そう、Jamesのピアノの腕前はどれくらいのものなのだろうか、ピアノコンクールは日本いや世界で何番目?また、Taroのクラリネットの音は本当に全て出ないのか?ファぐらいは出るんじゃないか?
こんなことを考えてしまったのは僕だけじゃないはず。(play "the" pianoだろうと思ったあなた、ここから下は読まなくてもいいのかもしれません)
要約すると英語の教科書は実践に役立たないと思われつつ、イジれば最高に面白くなる。
そもそも英語の教科書はいたって優等生なものである。正しさは大事だが人を動かすことはできない。遊び心をもっていかにふざけるか、生徒に読んでもらうかが重要である。
どうしたら中学生の英語の授業が面白くなるのか少し考察してみる。
実際に面白くしてみよう
先述した通り、Taroが日本随一のクラリネット奏者である確率は0ではない。それを加味してこの後に例文を書き加えてみよう。
James:Hello.
Taro:Hello. What can you do??
James:I can play piano.
Taro: Oh, that's great!!
James:By the way, where is your Clarinet??
Taro: My clarinet is broken. So, I am going to Jukai near from Mt.Fuji.
James: Oh, it's interesting!Me too!!
また製作者の意見を入れるというのも1つの手だ。
James:Hello.
Taro:Hello. What can you do??
James:I can play piano.
製作者(神の声):the"が抜けてるwワロタww
Taro: Oh, that's great!!
James:By the way, where is your Clarinet??
Taro: My clarinet is broken. So, I am going to Jukai near from Mt.Fuji.
James: Oh, it's interesting!Me too!!
謎の人物を入れるというのも良い。
James:Hello.
Taro:Hello. What can you do??
James:I can play piano.
製作者(神の声):the"が抜けてるwワロタww
Taro: oh, that's great!!
James:By the way, where is your Clarinet??
Taro: My clarinet is broken. So, I am going to Jukai near from Mt.Fuji.
James: Oh, it's interesting!Me too!!
Taro:Temeeee, nametennmoka!Toukyouwannikonkuri-todukenishite, shizumeteyaruyo!!
James:ええぇ~なんで太郎君は怒ってるの?分からないよう次郎君
Jiro:Bonjor
まぁこんなよく分からない教科書を正規で作るのかといったら辞めた方がいい(これ見直してみると面白いかどうか不明になってきた。困った。)が、副読本で作ったりするのはありだと思う。
ではこういうことが何故出来ないのかというと、偏に文部科学省の学習指導要領が原因だと考えられる。これによって先生たちが教えたいことを教えることが出来ないのだと思う。そもそも使える教科書は教科書検定で認可されたものだけで認可するまでにも時間がかかる。
僕的には学習指導要領は無くして高校を卒業する前ぐらいに、学力認定試験みたいなものを導入してきちんとこれまでの理解を出来ているかどうかを判定すればいい。それまでの過程は全て先生の裁量に任せる。そうした方が先生も教え甲斐があることだろう。そして上記の教科書を作る、ようなことを授業中にやってもいいと思う。面白くて、生徒が興味を持ってるなら何でもありだ。
そういえば英語で思い出したが、西洋音楽から見たニッポン-俳句は4・4・4-という本のエピローグに印象的なことがいくつか書いてあったので紹介したいと思う。
あなたはどぶろっくが好きですか?と聞かれたときの答えとしては(どぶろっくを知っていると仮定しよう。ちなみにどぶろっくは、そんなの関係ねぇーと海パン姿で踊る芸人である)
はい、好きです/いいえ、好きではないです
と日本語ではなる。では英語の場合ではどうなるのかと言うと、
Do you like doburokku?
Yes, I do/No, I don't
となる。あなたはどぶろっくのことが好きじゃないのですか?と聞かれたときはどうなるだろうか?(ちなむとどぶろっくは、ギターを弾く芸人のことだ。さっきは嘘ついてごめんなさい)日本語だと
はい、好きではないです/いいえ、好きです
となり、英語では
No, I don't /Yes, I do
となる。つまり英語では何と聞かれようと、相手の質問の趣旨に関係なく、本人がすることにはイエス、本人がしないことにはノー、となるのである。自分の行動に対しイエスかノーを述べているだけなのである。
逆に日本語では、相手の質問の趣旨に対しイエスかノーを突きつける。なので、いいえという言葉は相手を否定するので、軽々しく使うことはできないのだという。そのためNo=いいえ、と勘違いしている日本人は外国人に対してNoと言えない、日常生活や外交然り。
またfriendという言葉も、友達という言葉と違い情に厚いものではないという。
friendという言葉は、ただの知り合いだったり敵ではない無害な人という関係であったりするらしい。なので、昨日までfriendだったのに今日はfriendではなく、友情を裏切ったと憤慨することも、彼は考えを変えたぐらいで済むらしい。
日本を含んだ東洋と西洋の考えは著しく違っていると思う。それを説明できるような英語の教科書が良いかもしれない。
AKB48と日本語
AKB48は非常に有名ですよね?僕の高校でクラスが一緒の隣の席の男の子は、Kチームの下敷きを持ってきていました。すごい気持ち悪いですね。
ヒット曲の1つに「恋するフォーチュンクッキー」があります。出だしはこうなっています
あなたのことが好きなのに、
私にまるで興味ない
実はこれ、文法的に何かがおかしいのにお気づきでしょうか??
このような出だしで始まるのがこの本です。
- 作者: 金谷武洋
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2014/06/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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全体的には日本語と英語の表現の違いについて、具体例を挙げて簡単にまとめられています。
僕が印象的に思った所を紹介したいと思います。
まず、日本とカナダの地名の付け方の違いに着目されています。
カナダでは駅の名前なら「ジャン・タロン」や「アンリ・ブーラッサ」観光名所として有名なロッキー山脈の中にある美しい湖「レイク・ルイーズ」などは全て人名がつけられているそうです。
翻って日本では、地名に人名がつくことはあるでしょうか…?浦賀にペリー駅なんてないですよね(えっ)
山手線も人名がつけられた駅はなさそうですね・・・
また川端康成の雪国という小説についても言及されています。冒頭部分は、「国境の長いトンネルを抜けると、雪国であった」ですよね。これの英語翻訳を英語話者の人に対して情景を描いてもらったところ、全員が上方から見下ろしたアングルからトンネルを描いていたといいます。
日本語だと、汽車の中から見ているイメージではないでしょうか?なぜこんな違いが生まれるのでしょうか?
これは視点の違いだと言います。
日本語では話し手と聞き手が一緒に物事を見る、共視、が行われているため主人公が見ている景色と読者の考えている情景が溶け合い、重なり合うそうです。
英語では、話し手でさえも自分を上空から見ているために、上方から見下ろしたアングルになったのだと思います。これはキリスト教の神との関係が大きな理由だと思います。
日本語は話し手と聞き手が一緒に山や植物などの自然を一緒に見て、「おはようございます」や「寒いね」などと話して共感しあうのに最適だと言います。
大和言葉の本とかも最近出てるので、空気と水の次ぐらいに大切な日本語をもっと大切にしていきたいですね。シェイシェイ。
今を生きる
自給自足したい
久しぶりにブログ更新です
最近、会社とか他人に縛られない生き方に凄い興味がある。一つの会社に入って、住宅ローンを組んで、定年を迎えて隠居する。
たしかにこれは一つの生き方には違いないのだが、色々な危険性を含んでいるのではないか?
たとえば会社に入るのは”安定”にみえるけど、10年経って潰れて何かその間に自分を磨いてればいいけど、また転職するのはきついし、その転職先もまたつぶれるかもしれない。住宅ローンでいえば、35年ローンを組んでそれで離職した際にはもうどうしたもんか・・・
要するに何かに縛られないためには”自給自足”する必要があるのではないか?と思う。
最近、伊藤洋志のナリワイをつくるという本を読んだ
要約すると、今の日本は生きるのにコストがかかりすぎてリスクが高い。一つの仕事をするのではなくて、複業をすればいいのではないか?という提案がなされている。給料でいえば、30万×1ではなく、3万×10みたいなイメージだ。
昔の日本も宮本常一による研究によれば、家を作ったり畑を耕したりと一人で様々なことが出来たという。生業である。
本書では彼がやっている生業(モンゴルツアーだったり家の床張り)を紹介している。
まだ全部読んでない(・・・おい)が、面白いのでおすすめです。僕も家とかつくってみたい(家の材料費は2割ほどらしい。2500万だったら500万で、2000万浮く)。確かに家作ったことないのに作れないって思いっこんでいる節があったことは否めない。
後、坂口恭平の独立国家の作り方という本も面白かった。彼もモバイルハウスという”可動型の家”を作って、3万円らしい。
モバイルハウスだけでなくて、彼の熱い思いや独立国家をうちたてるまでの経緯が細かく語ってあった。彼もいわゆる複業でアーティストや歌手などの色々な顔があって凄い。
結論
住宅ローン組みたくない。
今を生きよう
食戟のソーマから考える教育論
食戟のソーマという漫画を知っているだろうか?
「教えない」究極の教育法
~生物も文化も、進化は不完全さから
いばや通信とアドラー心理学
初めてブログ2日連続更新となりそうですw
昨日はいばや通信が面白い!って話をしたのですが、これって何か聞いたことあるなーってこともちょこちょこ。
例えば、
『過去』や『未来』を言い訳にして『現在』を犠牲にしてはいけないということ。(中略)私達が生きることが出来るのは過去でも未来でもなく『今、まさにこの瞬間だけ』だということ。
とか
これをやったらあの人はどう思うだろうかとか、これをしたら誰かに笑われるかもしれないとか、自分の人生の主語が「他の人がどう思うか」になってしまっている。
あ、これって何かに似ていると思ったら、アドラーちゃうんか??
アドラー心理学を老人と青年との対話で分かりやすく描いた"嫌われる勇気"は2014年のベストセラーで僕自身も読んでいて引き込まれた。
1番印象的だったのはトラウマなんてない!ということ、それはフロイト的な因果論に過ぎなく実は理由は後付けでやりたくないという気持ちがある。とのことですが、詳細な説明は本読んでちょ…笑
少し脱線したが、この本では他にも色々なことを指摘している。
人生は瞬間瞬間の積み重ねである
とか
他人は気にするな
とか、やっぱりいばや通信に似てるよね?笑
これが売れたということは日本の今までの悪い伝統、空気を読む、から皆羽ばたきたいと思っているのではないだろうか??
そしていばや通信を綴っている坂爪さんは本を出すというので、僕的にはこれが2015のベストセラーになるのではないかと密かに思っている…!
最後に、この瞬間瞬間を生きるというのは日本の思想、というよりアニミズムが関係しているという記事も書いていきたい…乞うご期待!